山形市は、樹氷と温泉で名高い「蔵王」や、俳聖松尾芭蕉ゆかりの「山寺」などの観光地を有する自然豊かなまちです。四方を山で囲まれ、一年中美しい景色を堪能できるスポットがたくさんあります。
蔵王には、開湯1900年といわれる蔵王温泉や、特有の気象条件が生み出す氷と雪の芸術「樹氷」が見られる蔵王温泉スキー場があります。春の新緑、初夏の高山植物鑑賞、夏の避暑、秋の紅葉狩りなど、四季折々の自然が楽しめます。
山形市は2017年に日本で初めて「ユネスコ創造都市ネットワーク」の映画分野に加盟しました。山形国際ドキュメンタリー映画祭をはじめとする映像文化に加え、音楽や食など多彩で豊富な文化資源に恵まれています。また、山形交響楽団や山形美術館、東北芸術工科大学などが身近にあり、文化や芸術に触れる機会がたくさんあるのも魅力です。
山形国際ドキュメンタリー映画祭は、隔年10月に開催され、世界各国からたくさんの映画が寄せられます。2018年には米国アカデミー賞「長編ドキュメンタリー部門」の公認映画祭となり、世界から注目を集めています。
1972年に誕生した山形交響楽団は、音楽雑誌「音楽の友(2019年3月号)」に掲載された世界のオーケストラランキングで、日本で6位、世界で45位と高い評価を得ています。そんな一流のオーケストラの演奏を身近な場所で聴くことができます。
山形市の食文化は、豊かな土壌が生み出す四季折々の豊富な作物と、たくさんの郷土料理が受け継がれています。なかでも「芋煮」は、仲間や家族と一緒に河原に集い、芋煮の鍋を囲む文化「芋煮会」として秋の風物詩となっています。
美しい自然と豊かな気候風土に育まれた山形市は、古くから数多くの素晴らしい素材の宝庫でした。自然の恵みに感謝し、素材の良さを最大限に引き出すことに情熱を傾け、ひたすら技術を磨き上げてきた職人たちの魂が込められているのが山形市の伝統工芸品の数々です。
県庁所在地で中核市の山形市は、都市機能も充実していてとても暮らしやすいまちです。自然が身近にあり、登山、キャンプ、ウインタースポーツも気軽にでき、穏やかな生活が送れます。地域とのつながりもあり、人との関わりが持てて心豊かに暮らすことができます。
山形市にはいたる所に温泉があり、地元の人の生活の一部になっています。
冷たいラーメンの発祥地でもある山形市は、外食でのラーメンの年間支出金額が全国1位。個性豊かで多種多様なラーメンがたくさんあります。お蕎麦屋さんや食堂がラーメンを提供し、家に来たお客さんをラーメンの出前でもてなすこともあります。
山形市はたくさんのおまつりも開催されます。1、2月の「蔵王樹氷まつり」、5月の「薬師祭植木市」、8月の「山形花笠まつり」、9月の「日本一の芋煮会フェスティバル」、そして10月の「やまがたまるごとマラソン」と、季節ごとにたくさんのイベントがあります。